おはようございます。
まだまだ暑いですね。
今朝、ラジオを聴いていたら、災害時の「住まい」について興味深い話をしていました。
テーマは、インスタントハウスと3Dプリンター住宅。
「災害が起きたら、できるだけ早く住む場所を確保する」
これは当然、大切なことです。
でも、話を聞いていると、それだけではないんだなと感じました。
🏠 わずか2時間で設置できる「インスタントハウス」
熊本地震の被災地では、避難する場所によって生活環境に大きな差が生まれました。
特に、高齢者や持病のある方、障害のある方などにとって、暑さの中での避難生活は大きな負担になります。
そこで設置されたのが「インスタントハウス」です。
大きな布を風で膨らませ、その内側に断熱材を吹き付けて固める構造で、モンゴルの「ゲル」のような形をしています。
特徴は、わずか約2時間で設置できること。
1棟でおよそ12畳ほどの広さがあり、10人程度が足を伸ばして休めるスペースを確保できるそうです。
災害直後に、とにかく「安心して休める場所」をつくる。
これはとても大きな意味があると思いました。
🏗️ もう一つの技術「3Dプリンター住宅」
そして、もう一つ紹介されていたのが3Dプリンター住宅です。
柔らかいコンクリートをソフトクリームのように何層も積み重ねて、壁をつくっていく工法。
従来の住宅のように、柱や壁を一つずつ組み立てるのではなく、機械で連続的に施工することで、約24時間で住宅を完成させることができるそうです。
「24時間で家が建つ」
これだけ聞くと、すごい技術だなと思います。
でも、今回の話で私が一番印象に残ったのは、その先でした。
🤔 「早く建てられる」だけでは、災害復興にはならない
災害が起きたからといって、機械を持って現地に行けば、すぐに住宅を建てられるわけではありません。
実際に現地で施工するには、
・地元の施工会社との協力体制
・職人の確保
・材料の調達
・機械を設置する場所
・宿泊場所
・電気などの作業環境
こうした準備が必要になります。
2024年の能登半島地震でも、3Dプリンター住宅の建設が行われましたが、地元の施工会社や職人との調整が大きな課題になったそうです。
だからこそ、災害が起きてから考えるのではなく、平時から地域とのつながりをつくっておくことが大切なんですね。
🤝 「住まい」と「地域の仕事」を一緒に考える
ここが、今回の話を聞いていて一番興味深かったところです。
インスタントハウスの設置では、被災して仕事が止まってしまった地元の職人さんが作業に参加することもあるそうです。
例えば、地元の左官業者さんやエアコンの取り付け業者さんなどと協力する。
そうすれば、被災した方の住まいを確保できるだけではありません。
地元の職人さんが仕事を再開するきっかけにもなる。
つまり、
「家を建てる」
だけではなく、
「人の暮らしを取り戻す」
「地域の仕事を取り戻す」
というところまで考える必要があるんだと思います。
🏠 災害への備えは、技術だけではない
今回のラジオを聴いて、災害時の住宅支援について少し見方が変わりました。
もちろん、短時間で住宅を建てられる技術は重要です。
でも、それと同じくらい、
「いざという時に、すぐ動ける仕組みを平時からつくっておくこと」
が重要なんですね。
そして、
「地元の職人や企業と連携して、住まいの確保と地域の仕事の再建を同時に進めること」
これも災害復興には欠かせない視点なのだと思います。
不動産や建築の仕事をしていると、普段は「建物を直す」「部屋をきれいにする」「住める状態に戻す」ということを考えます。
でも災害時には、その一つ一つが人の生活そのものにつながります。
今朝のラジオを聴きながら、
「住まいって、単なる建物じゃないんだな」
と、あらためて感じました。
✏️ つぶやきメモ
災害が起きてから慌てて動くのではなく、
普段から「誰と、どう動くのか」を考えておく。
これは災害に限らず、仕事でも同じなのかもしれません。
技術だけではなく、人とのつながり。
今日のラジオから、そんなことを考えました。