最近のニュースでも話題にあがっていた「空き家に対する固定資産税の新たな特例措置」。
空き家問題が年々深刻化する中、国としても新たな対策を打ち出そうとしています。
■ 放置すれば“重課”、使えば“優遇”へ?
従来、空き家をそのままにしておくと、**固定資産税の住宅用地特例(1/6)**が外れる可能性があるため、「とりあえず残しておく」選択をする所有者が多くいました。
しかし、今後は「適切な活用・管理の意思がある」ことを条件に、一定期間、固定資産税を軽減する特例措置が検討されているようです。
これにより、
- 利活用に向けたリフォーム
- 売却または賃貸への準備
など、空き家の“再生”を進める所有者に対しては優遇措置が取られる可能性があります。
■ 現場にいると感じる“空き家のリアル”
実際、私たちの現場でも「親の家が空き家のままになっている」「将来使うかもしれないからそのままにしている」という声をよく聞きます。
けれど、放置されたままの空き家は、近隣トラブルのもとになったり、倒壊・火災のリスクも増えていきます。
こうした“空き家の所有者の心理”に行政が歩み寄ろうとしている点は、現実的で評価できるポイントです。
■ 今後に向けて備えるべきこと
この制度が正式にスタートするまでには、まだ詳細が詰められると思いますが、
- 自分の不動産が「空き家」になっていないか?
- 将来的に使う予定はあるのか?
- 貸す・売るなどの選択肢を検討できるか?
といった視点で一度見直してみるのもよいかもしれません。
もしも空き家をどうしたらいいかお悩みの方がいれば、気軽に専門家に相談してみてくださいね。
✍️つぶやきメモ
税金の制度は「知らないと損する」ことが多いですね。空き家を放置することもコストになります。「どうにかしないと…」と思った時が行動のチャンスです。意識して丁寧に作ることが、トラブル予防にもつながります。