地番と住居表示の違い、説明できますか?
不動産の現場でよくあるのが、「登記簿上の地番」と「普段使っている住所(住居表示)」の違いによる混乱です。
お客様:「この物件って○○市○○町5-10ですよね?」
私:「はい、それが住居表示ですね。ただ、登記簿上は“5番地の2”となっています。」
こんなやり取り、日常茶飯事です。
◆ 地番とは?
登記簿に記載されている土地の番号です。
市区町村ごとに、土地ごとに一筆ごとに付けられています。
不動産の登記・取引・法務局での手続きに使われる“公的な番号”です。
◆ 住居表示とは?
私たちが普段使っている「住所」。郵便物が届くのもこちらの番号です。
市区町村が定めている番号で、実際の建物の位置を分かりやすくするために使われています。
◆ たとえばこんな違い
- 地番:○○市○○町5番2
- 住居表示:○○市○○町5-10
一見似ていても、全然違う番号です。
◆ 実務ではどちらが必要?
- 登記情報を取得する・調査する → 地番が必要
- 郵送・来訪の案内 → 住居表示が必要
- 契約書の記載 → 登記簿上の地番・家屋番号が正確に必要
◆ 不動産のプロとして
地番と住居表示の違いは、物件調査や契約書作成、査定、退去立会いなど、あらゆる場面で重要です。
私も最初は混乱しましたが、「登記=地番」「郵便=住所」 と覚えるとわかりやすくなりました。
📝つぶやきメモ
地番と住居表示の違いは、不動産実務の「入り口」でつまずきやすいポイント。
「登記情報を扱う私たちにとって、“地番ファースト”の姿勢が大切。住所に惑わされず、正確な調査ができるようにしたいものです。」
お客様に説明する機会もあるので、わかりやすく伝えられるよう心がけています。手を加えると、他の問題も見えてくる。 その場で柔軟に対応できる準備と、ひとつひとつの判断力が求められる仕事だと改めて感じました。
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