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After

今年の5月から始めていた、建物の給水管・給湯管の移設工事が、9月に無事完了しました。
■工事のきっかけ
ある日、水道メーターの数値が普段の3倍以上を記録。
4階建ての建物ですが、階下漏水などの症状はなく、原因は建物1階床下に埋設されている水道管・給湯管の劣化と推測しました。
■工事内容
- 給水管
冬の凍結を防ぐため、高額ではありますが耐久性に優れた「ステンレス鋼管」を採用。
1階部分はすべて外部に新設。2階・3階・4階は従来通り受水槽・高架水槽から既存管を利用しています。
ただし旧管はメンテナンスされておらず、折損のリスクが大きな課題でした。 - 給湯管
これまでは1基のガスボイラーから1階~3階へお湯を供給していましたが、
・距離の問題
・ガス代の効率
を考え、今回の工事では1階・2階を既存のボイラーから、3階は新たに個別のガス給湯器を1台設置して対応しました。
また、以前は高架水槽から重力でお湯を落としていましたが、今回は1階から2階へ直接給湯管で送る方式に変更。圧力管理に注意が必要でした。
■工期と注意点
- 工期:5月19日~9月まで
- 注意点:
・新旧給水管の切り替えタイミング
・腐食が進んだ旧水道管の破損リスク
・給湯圧力のバランス
■まとめ
無事に大きなトラブルなく工事を終えることができ、ホッとしています。
長年使われてきた建物の配管は、見えない部分で劣化が進んでいることを改めて実感しました。
今回の工事で、入居者様により安心してお住まいいただける環境を整えることができました。











