朝晩は少しずつ暖かくなってきて、春らしさを感じる季節になってきました。
最近、相続の相談の中でよく出てくるのが
「いらない不動産は相続放棄すればいいですよね?」という話です。
たしかに、相続放棄は一つの選択肢です。
ですが、これで“すべて解決”というわけではありません。
相続放棄をすると、最初から相続人ではなかった扱いになります。
つまり、不動産だけでなく、預貯金なども含めて一切の財産を引き継げません。
そしてもう一つ大事なのは、
自分が放棄しても、次の相続人に権利が移るという点です。
例えば、配偶者や子が全員放棄すると、
次は兄弟姉妹へ…という流れになります。
つまり、「自分が関わらなければ終わり」ではなく、
問題を次に回しているだけになるケースも多いんです。
現場感覚としては、
「誰が最終的に引き受けるのか?」を整理しないまま放棄すると、
あとでトラブルになることも少なくありません。
相続放棄は有効な手段ですが、
“逃げ道”ではなく、“全体設計の中の一つの選択肢”として考えることが大切だと感じています。
✏️つぶやきメモ
「放棄すれば終わり」ではなく、「その後どうなるか」を考える。
ここに相続の難しさがあるなと、最近よく感じます。