数字に出てこない「見えない空き家」の存在
最近、空き家問題がよくニュースになります。
全国で空き家率が13.8%を超えた、という話もありますが、実際に現地をまわっていると、**数字には出てこない「見えない空き家」**がたくさんあることに気づかされます。
たとえば──
- 外から見ると草も刈られていて、誰か住んでいるように見えるけれど、実はもう何年も人が住んでいない。
- 建物はそのまま、荷物もそのまま。相続もされず、名義は亡くなった方のまま。
- 時々は親族が来て掃除をしているが、基本的には空き家になっている。
こうした空き家は、**統計にはカウントされず、空き家として“見えていない”**のが実情です。
🏘「空き家に見えない空き家」が問題になる理由
- 売却や利活用の相談がされにくい
- 所有者不明のまま時間が経つ
- 災害時や防犯面でのリスクになる
- 地域の活性化の妨げになってしまう
特に、相続登記がされていないケースでは、誰が持ち主か分からず、どうにも手が出せない状態が続いてしまいます。
📝つぶやきメモ
空き家は「見れば分かるもの」と思われがちですが、
実は見ても分からない空き家こそが、一番やっかいで、一番大事なのかもしれません。