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📊【不動産市況のつぶやき】2025年6月第4週

    数字に出てこない「見えない空き家」の存在

    最近、空き家問題がよくニュースになります。
    全国で空き家率が13.8%を超えた、という話もありますが、実際に現地をまわっていると、**数字には出てこない「見えない空き家」**がたくさんあることに気づかされます。

    たとえば──

    • 外から見ると草も刈られていて、誰か住んでいるように見えるけれど、実はもう何年も人が住んでいない。
    • 建物はそのまま、荷物もそのまま。相続もされず、名義は亡くなった方のまま。
    • 時々は親族が来て掃除をしているが、基本的には空き家になっている。

    こうした空き家は、**統計にはカウントされず、空き家として“見えていない”**のが実情です。


    🏘「空き家に見えない空き家」が問題になる理由

    • 売却や利活用の相談がされにくい
    • 所有者不明のまま時間が経つ
    • 災害時や防犯面でのリスクになる
    • 地域の活性化の妨げになってしまう

    特に、相続登記がされていないケースでは、誰が持ち主か分からず、どうにも手が出せない状態が続いてしまいます。


    📝つぶやきメモ

    空き家は「見れば分かるもの」と思われがちですが、
    実は見ても分からない空き家こそが、一番やっかいで、一番大事なのかもしれません。

    📘読んでくださってありがとうございます。
    このブログでは、日々の不動産実務での気づきや学びを発信しています。
    また次回も、よかったらのぞいてみてくださいね!