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🏠不動産ミニ講座【第四回】

    ~ 重要事項説明書ってどこを見ればいいの? ~

    不動産を購入する際、宅建士から説明される「重要事項説明書」。
    買主にとっては初めて目にする文書かもしれませんが、非常に重要な内容が詰まっています。

    では、どこを重点的に見るべきか?
    大事なポイントを絞ってお伝えします。


    ■ ❶ 登記簿に関する事項(物件の基本情報)

    • 所有者が誰なのか
    • 抵当権がついているかどうか
      買ってもすぐに差し押さえられる…なんてことがないように注意!

    ■ ❷ 法令上の制限

    • 用途地域、建ぺい率・容積率、接道状況など
      → 自分が将来「増築したい」と思っても、法的にNGなケースがあります。

    ■ ❸ インフラ・ライフラインの整備状況

    • 水道、下水、ガスなどの整備状況
      → 特に農地や山林だった土地を買う場合は要注意!

    ■ ❹ 私道に関する負担

    • 前面道路が私道か?通行・掘削の権利はあるか?
      → ここは買ってから揉めるリスクが高い部分なので、しっかり確認。

    ■ ❺ 契約解除や違約金の条件

    • 手付解除の期限や違約金の額
      → トラブルがあった際に「こんなはずじゃなかった」を防ぐためのポイント。

    💡その他に見るべきところ

    • 瑕疵(かし)担保責任の有無
    • 建物の建築年(耐震基準に関係)
    • 管理費・修繕積立金(マンションの場合)

    重要事項説明書は、“読む”だけでなく“理解する”ことが大切です。
    不明な点は、その場で必ず質問を!遠慮せずに確認しましょう。


    ✏️つぶやきメモ

    「この紙、あとで読み返そう」と思っても、結局読まれないのが現実…。
    だからこそ、その場の説明がすべてだと思って、わかりやすく伝える工夫が大切です。
    実務では、お客様の反応をよく見て、言葉を変えながら丁寧に説明するよう心がけています。を意識することで、お客様との信頼関係も守れると改めて感じました。

    📘読んでくださってありがとうございます。
    このブログでは、日々の不動産実務での気づきや学びを発信しています。
    また次回も、よかったらのぞいてみてくださいね!