~ 重要事項説明書ってどこを見ればいいの? ~
不動産を購入する際、宅建士から説明される「重要事項説明書」。
買主にとっては初めて目にする文書かもしれませんが、非常に重要な内容が詰まっています。
では、どこを重点的に見るべきか?
大事なポイントを絞ってお伝えします。
■ ❶ 登記簿に関する事項(物件の基本情報)
- 所有者が誰なのか
- 抵当権がついているかどうか
→ 買ってもすぐに差し押さえられる…なんてことがないように注意!
■ ❷ 法令上の制限
- 用途地域、建ぺい率・容積率、接道状況など
→ 自分が将来「増築したい」と思っても、法的にNGなケースがあります。
■ ❸ インフラ・ライフラインの整備状況
- 水道、下水、ガスなどの整備状況
→ 特に農地や山林だった土地を買う場合は要注意!
■ ❹ 私道に関する負担
- 前面道路が私道か?通行・掘削の権利はあるか?
→ ここは買ってから揉めるリスクが高い部分なので、しっかり確認。
■ ❺ 契約解除や違約金の条件
- 手付解除の期限や違約金の額
→ トラブルがあった際に「こんなはずじゃなかった」を防ぐためのポイント。
💡その他に見るべきところ
- 瑕疵(かし)担保責任の有無
- 建物の建築年(耐震基準に関係)
- 管理費・修繕積立金(マンションの場合)
重要事項説明書は、“読む”だけでなく“理解する”ことが大切です。
不明な点は、その場で必ず質問を!遠慮せずに確認しましょう。
✏️つぶやきメモ
「この紙、あとで読み返そう」と思っても、結局読まれないのが現実…。
だからこそ、その場の説明がすべてだと思って、わかりやすく伝える工夫が大切です。
実務では、お客様の反応をよく見て、言葉を変えながら丁寧に説明するよう心がけています。を意識することで、お客様との信頼関係も守れると改めて感じました。
📘読んでくださってありがとうございます。
このブログでは、日々の不動産実務での気づきや学びを発信しています。
また次回も、よかったらのぞいてみてくださいね!