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【実務の気づき】不動産取引に欠かせない「調査業務」4つの基本

     今日は、不動産取引における「調査業務」について研修を受けました。
    実務において避けて通れないこの業務について、気づきや学びをまとめてみます。

    ※本記事の内容は「不動産キャンプ」の講習で学んだことを、私自身の視点で整理・解釈したものです。


    不動産の調査業務といっても、一言で済むものではありません。
    主に以下の4つに分類されます。

    • ネット調査
    • 売主調査
    • 現地調査
    • 役所調査

    どれも意味があり、手を抜くと後々トラブルのもとになります。
    改めて「一つひとつの調査が本当に大事だな」と実感しました。


    ■ ネット調査は“その都度”が基本!最新情報を見逃すな

    「前に調べた物件だから、今回も同じでしょ」――
    こう思ってしまうと、思わぬ落とし穴があります。

    不動産は時と場合によって状況が変わることもあります。
    地図、用途地域、ハザードマップなども、定期的に見直されています。

    だからこそ、ネット調査は毎回きちんと! 手間を惜しまず、丁寧に確認していきたいです。


    ■ 売主調査では「なぜ売るのか?」を丁寧にヒアリング

    意外と見落としがちですが、「売却理由」はとても重要な情報です。

    • 相続したけど使い道がない
    • 転勤
    • 資金が必要
    • 住み替え
    • 近隣トラブルがあった など…

    理由によって買主への説明の仕方も変わってきます。

    もちろん、デリケートな話題なので慎重に進める必要がありますが、
    聞かなければ見えないこともある――実際にやってみて、改めてそう感じました。


    ■ 現地調査は「水回り」から!五感を使って確認しよう

    建物のチェックでは、特に水回りの確認が重要です。

    • 漏水がないか
    • カビが出ていないか
    • 床が浮いていないか など

    見た目だけではわからない部分も多いので、目・鼻・手を使って調査する感覚ですね。

    他にも、給湯器の製造年、雨樋の状態、隣地との境界など、細かいところまで注意して見ていきます。


    ■ 最後は役所調査で確実に!

    正直、役所調査は面倒に思われがちです…。
    ですが、ここで確認すべき情報は山ほどあります。

    • 建築確認
    • 用途地域
    • 建ぺい率・容積率
    • 前面道路の幅員や種別 などなど。

    あとで「聞いてない!」と言われないように、書面でも記録を残しながら進めていくのが鉄則です。


    ■ 最後にひと言

    正直、調査業務って一回で覚えられるようなものではないと思います。
    でも、回数を重ねて経験していく中で、少しずつ引き出しが増えていく

    そうやって実務に強くなっていけたらと思っています。

    それではまた、現場での気づきをつぶやきます!

    📘読んでくださってありがとうございます。
    このブログでは、日々の不動産実務での気づきや学びを発信しています。
    また次回も、よかったらのぞいてみてくださいね!